南駅前町　内科　胃腸内科　　　　　水野クリニック

糖尿病の初期症状は血糖が高い為に細い血管の血流が悪くなり必要な栄養や酸素が行かなくなったりすることが原因で①手足にしびれがある②皮膚が乾燥する　かゆみがある③頻尿　多尿　喉が渇くなどが現れてきます。血圧が高くなってきていたら糖尿病も併発していたということも多いです。気付くきっかけは必ずありますので食前、食後に関わらず気になられている方は採血検査を受けてみて下さい。

ご飯　麺　パンなど糖質がたっぷり含まれた食事を摂ると血糖値が上がります。するとインスリンというホルモンが膵臓から分泌され血糖を筋肉細胞に取り込んで血糖値を下げようとします。取り込まれた血糖はエネルギ－原となった後グリコ－ゲンとして蓄えられますが使いきれなかった血糖は脂肪細胞に取り込まれて中性脂肪に合成されてしまいます。これが増えすぎると内臓脂肪や皮下脂肪などに蓄えられるのです。インスリンが過剰に分泌されない食事が大事です。お腹がすいたらお勧めはチ－ズや卵です。

今が旬の新玉ねぎをサラダ代わりに食べている方糖質が多いので数値が悪くなっていると思います。小さめの新玉ねぎはみかん（小）1個と同じ糖質10ｇが含まれます。角砂糖1個糖質2.5gなので4個分です。イモ類　根菜類　ニンジン　トマトは糖質が多いので注意しましょう。キャベツ　きゅうり　小松菜　ほうれん草　ブロッコリーなど緑の野菜を食べましょう。

50歳代でHbA1cが高い方には筋肉がまだしっかりある方に向いた薬　腎臓がまだ老化していない障害を受けていない方に向いた薬が良く効きます。糖尿の治療はインスリン注射と思わず早めに治療を開始してください。内服薬　注射も共に食欲を抑制する薬が新薬としてどんどん出ています。瘦身目的ではなく採血をし数値を確認して治療を始めましょう。

現在の糖尿病治療の薬は①インスリン抵抗性を改善する薬剤②効果が無い場合インスリン分泌を促すＤＰＰ-4③血液中のブドウ糖を排出するＳＧＬＴ2阻害薬④インスリンやＧＬＰ-1注射です。糖質制限と併せてコントロ-ルしていきます。食後の血糖が200mg/dl前半の方はHbA1cは7.3以上の方が多いです。280mg/dl以上の方は7.5以上の方が多いです。50歳前後でHbA1cが10以上の方が初診でご来院されます。合併症出現に注意予防しながら早期に治療を開始しましょう。1食の糖質量は40～50ｇが目安です。趣味で料理もしていますので素材　調理方法　調味料（味付け）　飲み物など個々に併せて一緒に考えていきます。皆で頑張りましょう。