毎月のお知らせ
①民生委員から最近親の生活状態がおかしいと介護新規申請の連絡があった ②きちんと定期通院が出来ていると思っていたら出来ておらず介護保険が切れていた ③最近親の物忘れがひどい ④買い物 外食 美容院へ何回も 行き金銭を支払っている。 等々ご相談が増えております。 認知症の診断には専門医病院で まず頭部画像検査(CT MRI SPECT)や種々の検査を行い 水頭症 慢性硬膜下血種 神経梅毒 甲状腺機能低下などの有無を確認し除外診断をしなければなりません。又専門病院へご紹介した場合は上記検査結果が分かるまでに1カ月以上は必要です。又認知症と診断され投薬が開始されても効果判定の為何回も通院が必要となります。 歩き回って誰も見れない 夜間歩き眠れない 飲食、買い物で散財している ここでご家族の方が慌てて専門病院へ受診希望され介護申請の意見指示書の記載を求められますが除外診断をし認知症の診断が得られないと他の病気で入院や手術になったりと全く別のものになってしまいます。 落ち着いて先の事も考え初回から 対応していかないと患者ご本人様だけではなくご家族の方も方向がご希望と変わってきます。上記ご説明にてご家族の判断から診断確定前に主治医意見書をご希望される方は神経内科専門医にご相談ください。当院では検査していないので憶測の途中経過では記入できません。確実に正確な事を医療者として実践し介護認定の認知症の位置づけを行っていきたいと思っています。そして公的な地域包括支援センタ- ケアマネジャーを窓口に初期対応をお願い致します。また生活動作に問題が無く認知症のみで介護審査をする場合非該当から要介護1まで判定は様々です。治療をしていてもなかなか改善しない現実 疲労していくご家族。患者ご本人様の過去からの生活習慣 楽しみ 嫌がっていたこと等も考慮し尊厳とご家族様の生活のバランス(妥協点)を探りながら 対応したいと思っています。又何回も繰り返す行動は認知症前の生活の中でのル-ティン 楽しみ やりがい 責任のある仕事だったことが多くそれを止めさせると暴言を吐いたり拒否的になったりと余計に家族関係が悪くなります。目的を絞って 楽しみややりがいを奪わず家族のご負担にならず上手な見守りの工夫が重要です