毎月のお知らせ
寒暖差や新年度の環境の変化によって腹痛の方が多いです。若い方で多い腹痛は①検査をしても原因不明の腹痛(非特異的腹痛)で2~3日で良くなります。②胃腸炎(胃腸風邪)でウイルスや細菌によって胃腸に炎症を起こします。汚染されている食物(生の鶏肉)によっても起こります。嘔吐や下痢 発熱もあります。食事や水分が取れない 37.5度以上の発熱が続く 下血した場合は早めの受診をお願いします。③危険な腹痛は急性虫垂炎(盲腸)10~30歳代に多く最初にみぞおちに鈍い痛みがあり徐々に右下の鋭い持続痛になります。入院手術になる方も多いので午前中に受診してください。又 昼間暑い為脱水や便秘から大腸憩室炎も多くなる時期です。トイレでいきんだ後下血しますのですぐお越し下さい。
胃痛 胃の不快感 胸焼け 喉がつまる 嘔気嘔吐 黒い便があるとき以外で胃カメラを進める理由は癌などの病気を見逃さないためです。①貧血を指摘されている(40~50歳代の女性は婦人科の病気の事も多いです)②体重が減ってきている③バリウム検査で異常を指摘された等です。又定期として検査を行っている方は①過去に胃潰瘍、十二指腸潰瘍になったことがある②肝硬変である③食道がん胃がんの治療後である等です。胃部不快を訴えられている方はピロリ菌感染が多いです。
①空腹時血糖が126以上②ブドウ糖負荷試験の2時間血糖が200以上③食事時間に関係なく血糖値が200以上④ヘモグロビンA1c6.5以上の糖尿病の方は様々な病気にかかりやすくなります。糖尿病性腎症 糖尿病性網膜症 糖尿病性神経障害 癌 心筋梗塞 脳梗塞 認知症 骨粗しょう症 歯周病といった病気のリスクが高くなります。健康診断結果で糖尿病の精密検査を勧められている方はヘモグロビンA1cを測りましょう。40代肥満の方 初診で8.0~10.0台の方が多いです。早く治療を始め
生活習慣から見直しましょう。体重 血圧 検査数値の管理 食事の献立作成 調理方法など一緒に頑張りましょう。
器質的病気がなく①心窩部痛②心窩部灼熱感③食後のもたれ ムカムカ感④食べ始めてからの早期膨満などの症状が3か月以上前からあるという方が当てはまります。似たような病気に逆流性食道炎がありますが胸焼け症状が強いです 胃酸を抑える薬を飲むと症状が和らぎます。又糖尿病の方は神経障害によって胃の中の食べ物の排出が遅い為胃もたれします。そして過敏性腸症候群の方は排便によって腹痛 下痢 便秘症状が和らぎます。機能性ディスペプシアの原因としてピロリ菌感染、自覚のないストレス 気象 睡眠不足 生活習慣の乱れ 脂肪分の多い食事 ドカ食いがあります。症状に合わせてお薬を出します。又 胃(鼻)カメラご希望の方もご相談ください。
3人に1人は癌になる中健診で早期発見できる癌は胃がん 大腸がん 肺がん 子宮がん 乳がんです。胃がんの方は内視鏡をすると
ピロリ菌感染の方が多く粘液や萎縮胃炎が必ずあります。大腸がんの方は便秘 便潜血陽性などの症状があります。1~2年ごとに検査を受けていれば早期発見が可能な癌です。40~50歳代の方にもピロリ菌感染の方がみられるため気になられる方はご相談ください。