毎月のお知らせ

腸内細菌を24時間元気にする事と肥満防止
朝食で食物繊維を摂ると数時間で腸内細菌が短鎖脂肪酸を作り始めます。その刺激で今話題のGLP-1という消化管ホルモンを分泌し血糖値を下げるインスリンの分泌を促します。それにより次の昼食で血管のダメ-ジとなる食後高血糖を抑える効果が生まれます。夕食時にもたくさんの食物繊維を摂れば就寝中も効果がみられ全体的に血糖が低くく押さえられます。

腸を整えるメリット
腸管は余分なものが体内に侵入するのを防ぐバリア機能があります。腸内細菌は腸管内をフワフワ漂っているわけではなく腸管を作る細胞を分泌し腸管を薄く覆う粘液層に住んでいます。そしてこの粘液の主成分は糖質とたんぱく質が結合した多糖類の一種。食物繊維が乏しくなると腸内細菌はこの多糖類を餌として食べ始めます。すると粘液層が薄くなりバリア機能が落ちていきます。アレルギーや花粉症がひどくなっている方は食物繊維を増やしてみましょう。以前は水溶性(野菜 果物 昆布わかめ 大麦) 不溶性(きのこ 豆類 こんにゃく)がありましたが発酵性食物繊維(納豆 キムチ)もお勧めです。

主食の摂り方
お正月明けから2週間以上経ちますが増えた体重は減っているでしょうか?1食の糖質量を40~50g以内にすると必ず痩せていきます。米飯55g おにぎり半分 食パン6枚切り1枚 麺類は半玉 丸もち1個です。緑の野菜を先に食べ 次はタンパク質 最後に炭水化物です。献立は食材 調理法を考え 買い物時は栄養成分表の糖質 食塩量は確認しましょう。組み合わせとバランスです。

1日の炭水化物
明日から仕事始めの方も多いと思いますが体重やむくみはどうでしょうか?年末年始の食事内容はどうしても塩分だけでなく糖分も摂りすぎてしまいます。1食の糖質量を考えて生活を切り替えましょう。朝食30~40g 昼食30~40g 間食は20g以内 夕食20~30g以内にすると血糖の急上昇を抑えることができます。糖質20gは炊いたお米50g 食パンは6枚切り1枚弱になります。主食は25g以内にすると副食で調節しやすくなります。明日の朝 体重測定をしてみましょう。

中性脂肪値が高いとは
中性脂肪は糖質から作られる脂質の一種で体を動かしたり体温を維持するエネルギ-を作り出しますが増えすぎると血液はドロドロの状態になり血管内をスム-ズに流れなくなります。すると血管内の壁を傷付けて深刻な病気につながる動脈硬化を進行させます。動脈硬化とは血管の傷に悪玉コレステロールが入り込むことでプラ-クが出来てしまった状態をいいます。プラ-クがあると血管内が狭く硬くなって血液が流れにくくなり血圧も高くなります。脳や心臓に血栓が詰まったり
出血すると大きな病気になりますので早めにご相談ください。