毎月のお知らせ
生活習慣病の一つである脂質異常症は欧米型の食事、運動不足、肥満などが大きく関わってきます。しかし他の原因に家族性(遺伝子)、甲状腺機能低下、喫煙、大量の飲酒があります。健康診断で基準値より高かった場合は早めに受診しましょう。動脈硬化が進んでいきます。最近は40歳代後半男性の方も悪玉コルステロ-ル値の高い方が多く血縁ご家族の方で心筋梗塞や脳梗塞、脳出血されている場合は早めに治療開始しましょう。ぜひ首の血管超音波検査を受け動脈硬化やプラ-クの状況を確認しましょう
特定健診時よく質問されます。今まで採血をほとんどしたことが無い方は食前に 次に採血するときはいつも通りの献立と時間で朝食を食べ採血をお勧めしています。空腹でと書いてありますが食後2時間値の血糖は重要です。空腹時は低いのに食後に血糖が高い方は動脈硬化になりやすいです。
このような時は悪玉コルステロ-ルや血圧の数値 喫煙の有無も注意しましょう。痩せていても動脈硬化が年齢より進んでいる方も多く首の血管超音波検査もお勧めします。40歳~50歳代の方で職場の健康診断が無い方は特定健診で老化予防のきっかけを。
先週から20歳前半の若い方の受診が多くなりました。学生から社会人になったり他県から転勤や転職すると毎日緊張の連続です。ストレスで自律神経の働きが乱れると胃の「蠕動機能異常」が生じます。胃に食べ物が入ると胃の上部が膨らんで食べ物を受け入れますが、十分に膨らまない場合は早期満腹感が現れます。又胃の動きが悪くなると十二指腸への送り出しも遅くなり胃もたれが起こります。「知覚過敏」も併発し通常胃酸が分泌されても胃は何にも感じませんが知覚過敏になっていると胃の痛みとして現れます。悪心、嘔気、げっぷ、腹部膨満感、胃の不快感、胃痛がある方で検査をしても何も異常が無かった方は生活リズムを整えましょう。朝食は摂る 運動をする 睡眠時間をとる 禁煙 刺激物は食べない 減酒です。
生活習慣に大きな変化が無いのに①急に体重が増えたりむくんだりしてきた②夜間息苦しさで目が覚める③疲れやすい④歩くスピ-ドが遅くなった⑤息切れが増えてきた。 高血圧 高脂血症 糖尿病がある方は体調の変化がないか注意して生活しましょう。自粛生活の中 体重増加、血圧上昇、食事も買い物回数が減ったせいかレトルトやインスタント食品で糖分だけでなく塩分多めです。足がむくんできたら食事の内容 座ったままでの生活が増えていないか振り返ると共に血圧と体重を2週間ほど自宅で毎日測ってご相談ください。
炭水化物の摂りすぎや運動不足の生活を続けていると内臓や筋肉などにつく脂肪「異所性脂肪」がたまるようになります。肝臓にたまりやすくこれを脂肪肝といい糖尿病や心筋梗塞、脳血管障害など生活習慣病の始まりです。肝臓内での中性脂肪の貯蔵量にも限界があり一定以上になると中性脂肪があふれ出し血糖値や中性脂肪値が上がります。皮下脂肪を落とすためにはまず脂肪肝を良くしないと痩せません。体重やALT(GPT)や血糖値が上昇し始めたら脂肪肝の始まりかもしれません。ごはん、麺類、パンをいつも食べている量の15%減らして1週間過ごしてみましょう。甘い飲み物、お菓子が多い方は半分にしてみて下さい。