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糖尿病の初期症状
健康診断の空腹時血糖が200後半 ヘモグロビンa1cは測定していないので糖尿病か調べに来ました。ヘモグロビンa1cは9.0%超えており
かなり重度です。このような状態になる前に糖尿病の初期症状は必ずあります。①肥満②疲れやすい イライラする③視力の低下④タコやいぼが増える⑤味覚が鈍くなる⑥尿量が増え喉が渇く 当てはまるが病院に行かない方 放置していると全身の血管の動脈硬化が進み脳、心臓、腎臓に合併症が起こります。
50歳前後の肥満男性まだまだ寿命は長いです。老化だけではありません。早期発見と早期治療を。
心と腸はつながっている
人は緊張したときにお腹が痛くなったり ストレスが続くと便秘や下痢になったりします。腸には消化と排泄以外にも血液の質を決める働きもあります。腸内には善玉菌が2割、悪玉菌が1割いて残り7割はどちらにもなる日和見菌です。食生活が乱れるとこの日和見菌が悪玉に傾き血液の質が悪くなります。腸内環境が悪くなるとセロトニンが作られなくなり意欲低下、慢性疲労、うつ症状などを引き起こします。 便が固い、臭い 芋類を食べるとお腹が張りすぎてしんどい お腹が減っても鳴らないは腸の蠕動運動が低下しています。
健康診断の結果
今年も健康診断の結果をご相談される方が増えています。 女性は48歳から肥満 悪玉コルステロ-ル 中性脂肪です。 男性は50歳位から悪玉コルステロ-ル 高血圧です。男性はやせ型ですが暑い夏季に血圧160以上ということは汗をかかない時期はもっと高めということになります。血縁関係の方で脳卒中や心筋梗塞の方がおられませんか?採血での再検査に併せて動脈硬化検査や腹部超音波検査を行いましょう。
こんな方が脂質異常症になりやすい
生活習慣病の一つである脂質異常症は欧米型の食事、運動不足、肥満などが大きく関わってきます。しかし他の原因に家族性(遺伝子)、甲状腺機能低下、喫煙、大量の飲酒があります。健康診断で基準値より高かった場合は早めに受診しましょう。動脈硬化が進んでいきます。最近は40歳代後半男性の方も悪玉コルステロ-ル値の高い方が多く血縁ご家族の方で心筋梗塞や脳梗塞、脳出血されている場合は早めに治療開始しましょう。ぜひ首の血管超音波検査を受け動脈硬化やプラ-クの状況を確認しましょう
特定健診時の採血は食前,食後のどちらが良いですか?
特定健診時よく質問されます。今まで採血をほとんどしたことが無い方は食前に 次に採血するときはいつも通りの献立と時間で朝食を食べ採血をお勧めしています。空腹でと書いてありますが食後2時間値の血糖は重要です。空腹時は低いのに食後に血糖が高い方は動脈硬化になりやすいです。
このような時は悪玉コルステロ-ルや血圧の数値 喫煙の有無も注意しましょう。痩せていても動脈硬化が年齢より進んでいる方も多く首の血管超音波検査もお勧めします。40歳~50歳代の方で職場の健康診断が無い方は特定健診で老化予防のきっかけを。