毎月のお知らせ
機能性ディスペプシア
検査で明らかな器質的異常が無いにも関わらずみぞおち辺りの痛み 灼熱感や胃もたれ 食事を始めるとすぐ腹満感がある病気です。胃酸過多分泌 知覚過敏(脂肪分や大量に食べた後の胃壁の進展に対する過敏) ストレス ヘリコバクターピロリ菌の感染 遺伝などが原因で胃や十二指腸の運動異常がみられます。アルコ-ルや喫煙 不眠といった生活習慣の乱れや感染性胃腸炎後も原因の1つです。①胃カメラを行った後しか処方できない薬(効果がありますが胃カメラを受けて癌や潰瘍が無い事を確認しないと処方できません)②漢方③蠕動運動を改善する薬などあります。5人に1人みられる病気ですのでお気軽にご相談ください。
骨を丈夫に筋肉は減らさないように
背中や首が前に傾いている方が増えています。1日に必要なたんぱく質は3回の食事からまんべんなく摂取することが大事です。
レントゲンで骨粗鬆症の検査が出来ますので50歳から60歳の方で気になられる方は骨密度を調べてみましょう。またビタミンⅮも一緒に摂るとカルシウムの吸収を助け骨や筋肉の合成にも役立ちます。鮭やイワシ キノコ類がビタミンⅮを豊富に含みます。
将来の背骨の変形 圧迫骨折 転倒での骨折を予防しましょう。
脳梗塞を起こしやすい人
①中高年で高血圧 糖尿病 脂質異常症 大量飲酒 喫煙など動脈硬化の危険因子を持つ人②心疾患(非弁膜症性心房細動)を有する人③高齢者で血圧が130以上ある人 プラ-クによって内腔が狭くなっている血管に血栓が形成されて閉塞するアテロ-ム血栓性脳梗塞が多いです。起床時に手が動きにくい しびれ しゃべりにくいなど気付いたら早く受診してください。最初は数分から数時間で治ることが多いです。又脱水も血栓を形成しやすい為 口渇感 不整脈があれば経口補水液やスポ-ツドリンクを飲みましょう。
がん予防に検査は受けましょう
昨年より癌で治療される方が多くなってきています。手術や検査 抗がん剤治療は本当に苦痛を伴います。必ず年1回腹部超音波 胃カメラ 心電図 胸部レントゲン 便潜血の検査は受けましょう。癌になったら治療したらいいでは遅すぎます。お腹や首の血管の超音波検査を受けられていない方はぜひお勧めします。異常がなくても健康診断の結果も一緒にお持ち下さると毎年の変化が分かります。
明日から新年度 機能性ディスペプシアに注意しよう
仕事や学業中の食後のもたれ感 早期膨満感 心窩部痛 心窩部灼熱感がある方で胃カメラをしても病気が無い方は機能性ディスペプシアの可能性が高いです。遺伝的(胃の形態)知覚受容体の閾値の低下 ピロリ感染 喫煙 睡眠不足 ストレス不安などが関係してきますが専用のお薬を飲もうと考えられている方はまず胃カメラを行い病気がないか調べてからでないと処方できません。上記症状が3か月以上続いて胃カメラご希望される方はご相談ください。胃カメラをご希望しない方は他の内服薬や漢方を処方しています。