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増えている低栄養とむくみ
足のむくみは血液 リンパ液の流れ 心臓病 じん臓病が注目されがちですが最近はタンパク質の一種であるアルブミン不足によるむくみが多くみられます。アルブミンはアミノ酸が600個連なった小さなタンパク質で脂肪酸やミネラル ホルモンと結合して体内の必要な場所にこれらを運搬する働きがあります。成人の場合6~12g/日 肝臓で作られ2週~3週間働いた後に筋肉や皮膚で分解されます。一定以上のアルブミンが血漿中に存在することにより血管内と血管外の水分量が調節されています。血管内のアルブミンの量が不足すると水分が血管の外に漏れ浮腫の原因になります。若いころからの偏った食事(タンパク質をとらない) やせ 食事量が減った 胃切除に当てはまる80歳以上の方はまず
良質なたんぱく質から摂取しましょう。食事量が少ない食べられない高齢者の方は30g/日のタンパク質摂取を目標にしましょう。
(画像 日本食品標準成分表2015年版(七訂)より)
健康診断の高尿酸値
健康診断で尿酸値が高いと言われたけど放置したままで良いですか?治療せず放置しておくと痛風や尿路結石 腎障害など引き起こします。
また高血圧 喫煙 糖尿病 高コルステロ-ル等もあると動脈硬化を招いて心臓や腎臓の血管も更に障害を受けます。尿酸値の正常値は7mg/dl以下です、8mg/dl以上の方は前日に禁酒 脱水にならない状態で再度血液検査をしてみましょう。温暖化による脱水 風邪の発熱による脱水で普段から尿酸値の高い方は急性腎不全になる方が多いです。透析になられる方もいらっしゃいますので軽視は禁物です。
インフルエンザワクチン
インフルエンザワクチンのご予約は不要です。開院時間内にお越し下さい。64歳以下の方と姫路市在住でない65歳以上の方は1回3300円(税込み)です。
お腹の張りと背部痛
寒くなると、腸の動きや働きが悪くなり、ガスが滞ったり、吸収されなくなって、お腹が張ってきます。 張らないようにするには、どうすればよいかというと、お腹の中が冷えたのが原因ですから、暖めればよいのです。ただし、お腹だけを暖めても、あまりうまくいきません。足、特に足の裏を暖めることが重要です。外からお腹を暖めるより、足の裏を暖めて、冷たい血液を暖かくして、腸を暖める方が効率がよいです。
このほかに、体を温めるもの、特に生姜、トウガラシ、コショウ、などのスパイス類を取るのもよいです。漢方薬は大建中湯があります。
腸の蠕動運動が悪くなると出る症状と食事
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一般的な症状は
- 便秘
- 不規則で、しばしば痛みを伴う排便がある、
- 便が硬く、力を入れて通過する、
- 腹部膨満感
- 過度の腹部緊張、腹部膨満感、
- ガス過多
- 腹部膨満感がある、
- 腹痛がある、
- 吐き気を催す、
- べる、
- 食欲不振
- 全身が重だるい、元気がない、
- 常時疲労
- 頭痛やめまいがする
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主に、お菓子、揚げ物、脂肪分、小麦粉の多い製品、ファーストフード、調理済み食品、低品質の肉、高度に加工された製品、色のついた飲み物などが原因です。