毎月のお知らせ
中性脂肪は糖質から作られる脂質の一種で体を動かしたり体温を維持するエネルギ-を作り出しますが増えすぎると血液はドロドロの状態になり血管内をスム-ズに流れなくなります。すると血管内の壁を傷付けて深刻な病気につながる動脈硬化を進行させます。動脈硬化とは血管の傷に悪玉コレステロールが入り込むことでプラ-クが出来てしまった状態をいいます。プラ-クがあると血管内が狭く硬くなって血液が流れにくくなり血圧も高くなります。脳や心臓に血栓が詰まったり
出血すると大きな病気になりますので早めにご相談ください。
年末年始に炭酸 飲酒 すき焼き しゃぶしゃぶ 焼肉 お寿司等 食後に胃もたれや胸焼けを感じていませんか? 原因は食べ過ぎによる消化不良です。本来食事で食べたものは胃で溶かされ小腸に送られて消化 吸収されますが これが上手く機能せず食べ物が胃に留まり続けると胃もたれが起きるのです。これを避けるには食べすぎ 飲みすぎに注意しいつもより温かいものをゆっくり食べることを意識してお腹が膨れたと感じたら食べることを止めましょう。加齢 ストレスも悪化の原因になります。そろそろ食べる時間を元に戻し空腹感を味わいましょう。
血圧は常に一定ではなく日内変動とは別に寒暖差に伴う周期の長い変動もあります。診察室で測った血圧が高く以前より内服治療を進めている方の中にめまいや脳こうそく脳出血が増えています。血管を保護するためにも高血糖 高コルステロ-ル 高血圧は予防して生活しなければなりません。薬を飲み始めたら中止できない 毎月めんどう医療費がかかる等様々な理由がありますが日常生活に支障を来たしたり仕事に行けなくなったりすると皆さん後悔されています。50歳前後から健康診断等で注意された方は早めにご相談ください。認知症予防にも重要です。
自律神経の乱れを引き起こすのはストレスや不規則な生活だけではありません。今までこんな症状は出なかった。30歳以上の方は加齢です。10~20歳代の若いころは副交感神経の働きが高い為多少の無理や夜更かししても休めばリセットできます。ところが男性では30歳代、女性では40歳代くらいになる頃から急激に副交感神経の働きが衰え始め交感神経が優位になります。交感神経が優位になると血管が収縮し心拍数と血圧が上昇します。高血圧 脂質異常症 糖尿病があると血管が固くなるので更に悪化し
脳や心臓 腎臓に大きな病気を引き起こしてしまいます。暑かったからと血圧の薬を自己中断している方 そろそろ高くなってきていないでしょうか。
先月から健康診断結果のご相談だけでなく糖尿病、高血圧 脂質異常症(悪玉コルステロ-ル 中性脂肪)で治療していたが薬を自己中断された40~60歳代の方のご相談も増えています。治療放置は将来の脳 心臓 腎臓の病気 癌 認知症を引き起こす結果となってしまいます。男性の健康寿命は72才女性は74才です。診察室で医師と話したり ネットで調べたりこれからの先の健康 ライフスタイルを考える上で現状を正しく認知することは重要です。老眼 やせなくなってきた お腹が出てきている 老化の兆候はあると思います。一緒に食生活から見直し健康を維持しましょう。





